「医療事務」資格の中での医療事務管理士(R)の位置づけ
医師や看護師の資格と違って医療事務は国家資格ではありませんが、その種類は30種類以上にも及びます。これは医療事務の仕事自体が、レセプト業務から受付業務、秘書業務など多岐にわたるためです。また、医科と歯科による違いもあります。
こうした医療事務資格の中でメジャーなもののひとつが「医療事務管理士(R)技能認定試験」です。診療報酬明細書作成や治療費の計算など医療機関での事務能力全般を評価する内容です。
また、40年以上の実績があることから、試験合格者に与えられる「医療事務管理士」の称号は医療機関の認知度も高く、就職活動での履歴書にも書きやすい資格です。
さらに、受験資格もなく、試験も年6回(隔月)行われており、受験しやすいのもメリットの一つです。試験は診療報酬明細書を作成する実技試験もありますが、資料の持ち込みがOKとなっており、暗記モノが苦手な人も受けやすく、実践的な内容となっています。
医療事務管理士(R)技能認定試験の概要
正式名称 | 医療事務管理士(R)技能認定試験 |
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主宰団体 | 技能認定振興協会 |
受験資格 | なし(不問) |
試験日程 | 年6回(奇数月の第4土曜) |
試験内容 | 実技(3時間)+学科(1時間)資料などの持ち込みOK |
特徴 | 合格者に与えられる『医療事務管理士』の称号は医療機関の認知度が高い |